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2006年2月6日

Frontiers / Journey


リリース:1983年
評価:★★★★
コメント:地球?を飛び出したスカラベは終に宇宙の果てへ・・・
ちょっぴりSFチックで印象的なアルバムジャケットと共に、シングルカットされた[1]が爆発的にヒットしましたね。


更に[2]や[4]といったバラード系の巧さも光ります。

これらトータルに見るとジャーニーがバンドとして到達点した最高作かも知れません。

殆どの楽曲をスティーヴ・ペリー/ジョナサン・ケイン(key)/ニール・ショーン(g)で提供していますが、邪推すればこの辺りの「固まりすぎた」バンド構造も崩壊を招く一因だったのかも知れません。

実際、例えばドラムのスティーヴ・スミスはもっともっとジャズ的なフィーリングやテクニカル指向のコンセプト、例えば初期のジャーニーや脱退後(実際には在籍中)に結成したヴァイタル・インフォメーションの楽曲を聴けば納得できると思います。

また逆に、S.ペリーも本作以降にソロアルバムをリリースし、それなりのシングルヒットはありましたが、そのメタリックでもウェストコースト風でもないハイ・トーン・ヴォイスはジャーニーという土台があってこそ最高に機能したヴォーカルではなかったかと思います。

#少なからず、小生が追い求めるたのは「ジャーニーのS.ペーリー」でした。

ともあれ、次作でもペリー/ケイン/ショーンのコンポーネントでジャーニーは存在するものの、本作程の勢いや感触を得られる作品にはなっていないと思います。
収録曲
1.Separate Ways (Worlds Apart)
2.Send Her My Love
3.Chain Reaction
4.After the Fall
5.Faithfully
6.Edge of the Blade
7.Troubled Child
8.Back Talk
9.Frontiers
10.Rubicon

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