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2014年10月5日

Prince(邦題:愛のペガサス)/ Prince

リリース:1979年
コメント:'80sファンだとか言っておきながら、実は”殿下”(言わずもがなPrinceの事ですが(^^)の作品は、それこそ「猛威を振るった」'80sの数作品を押さえただけでして、それほど深く聴いている訳ではありません。
先頃、殿下が古巣のワーナーに復帰した事に伴って新作もリリースしたというニュースが流れており、ふと殿下の歴史(という程でもありませんが)を探訪したくなりました。

「あれぇ〜カーンさん探訪が終わっていないのにぃ?」というツッコミは甘んじて受け流し...(大笑)いや、一時停止しているだけですから、飽くまで、はい..(汗)

という訳で、先ずは殿下の日本デビュー盤である本作からスタートしま〜す。因みに、邦題は<愛のペガサス>となっております。裏ジャケは全裸?でペガサスに跨がる殿下のショットでございます m(_ _)m

なお、本作の前に本国アメリカでは<For You>が'78年にリリースされております(勿論、その後日本でもリリースされます)。

聴き覚えがあったのは[1]でして、これは当時マイケル・ジャクソンの[Rock with You]辺りとR&Bチャートで猛烈なデッドヒートを繰り広げたヒットナンバーですね。

まだディスコブームの余波?がダンスフロアを牽引していた事もあるのでしょうが、それまでのファンクビートやスロウ&メロウなR&Bからシンセサイザ等の先端的な音をうまく組み入れたアーティストがR&B界でも突出してゆく為の要因であったのかも知れません。

先のM.ジャクソンは、勿論、自身でコンポーズもこなしますが、丁度、クインシー・ジョーンズによるプロデュースを受ける事で大ヒット作<Off the Wall>を出しましたが、そこでも非常に大人チックでR&Bカテゴリを超越したようなサウンドを聞かせてくれました。

そして殿下はと言えば、それ、この作品が示すように自身でのコンポーズに加えてプロデュース、そしてマルチパートでの演奏という才能を見せつけてくれた訳です。

ライナーにありましたが、スティービー・ワンダーも同じ事をやってのけた先達ではありますが、前作をリリースした時の殿下は弱冠二十歳。

まぁ、セルフコンポーズとかマルチパート演奏は判りますが、よくもまぁワーナーという大手レーベルが二十歳の若造(笑)のデビュー作をセルフ プロデュースさせたものだ、というのが驚きな訳です。

[6]などハードロック顔負けのギターを聴かせてくれるかと思いきや[7]では古き良きモータウン的なサウンドでしっかりとリスペクトも表しています。

[8]は数年後にチャカ・カーンがカバーした事で'80sファンにはお馴染みかと思います。そのファンキーでパワフルにアレンジされたC.カーン版(そしてイントロと間奏にあるスティービー・ワンダーのハーモニカソロの心地よさ)は小生にとってもアンセムの1つではありますが、殿下の柔らかく「なよっ」とした歌い方のオリジナル版もまた素敵(笑)

'80sを強力に牽引したアーティストの代表格の一人としても、また、ソウル/R&Bに次世代の在り方を示した一人としても非常に重要なアーティストであると思っています。

嗚呼、今日は[1]のリピートで夢見心地な休日の午後を過ごす事にします(笑)
収録曲
1.I Wanna Be Your Lover
2.Why You Wanna Treat Me So Bad?
3.Sexy Dancer
4.When Were Dancing Close And Slow
5.With You
6.Bambi
7.Still Waiting
8.I Feel For You
9.It's Gonna Be Lonely

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